2021年12月から2022年2月。緩和ケア病棟の一室で、父を看取るために過ごした二ヶ月間。病室での時間、毎日ひとりギターを奏で続けた音楽家Kari Takemoto。今作はその演奏を収めたライヴ・ドキュメンタリー。雪に包まれた病院の10階から眺める冬の光景。沈黙の中に響く微かなノイズ。そして消えゆく生命を前に奏でられた音の連なり。それらは全て厳粛で透明な「祈り」の音像として封じ込められている。アートワークには画家でもあった父・武元伸次の作品を使用。マスタリングは国内アンビエント・シーンの要、畠山地平が担当。喪失と慈しみ、現実と非現実の狭間で生まれた、静謐な美の記録。

Artist	Kari Takemoto
Title	Live at Palliative Room
Label	Rev Records
Catalog Number	Rev-002
Year	2025
Format	Cassette Tape
Condition	New
Genre	Electronic
	Ambient